お知らせ

2019.12.20

旭化成ファーマとmRNA標的低分子医薬品の創出に向けた共同研究開始

株式会社 Veritas In Silico(本社:東京都品川区、代表取締役:中村 慎吾、以下「VIS社」)は、このたび、旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:青木 喜和、以下「旭化成ファーマ」)と、mRNAを標的とする新規低分子医薬品創出に向けた共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。

近年、低分子新薬の創出が困難となっている中、新たな創薬概念として、RNAを標的とする低分子創薬研究に注目が集まっています。VIS社は、本概念の実用化に取り組む先駆者(Pathfinder)の一つです。VIS社は、mRNA中に低分子化合物の創薬標的となりうる存在確率の高い部分構造を同定する独自のRNA構造解析技術を有し、さらに、同定した標的構造に作用する低分子化合物を検出するための高感度スクリーニング法を短期間で構築できます。

今回の共同研究において、VIS社は、旭化成ファーマが指定する創薬対象としてのmRNAに対し、上記の独自技術により標的構造を同定するとともにスクリーニング系を構築し、旭化成ファーマは、低分子化合物ライブラリからヒット化合物取得のためのスクリーニングを実施します。

本共同研究以降、その成果として得られたヒット化合物に対して、VIS社が保有するRNA構造測定技術・評価技術と、旭化成ファーマが培ってきた低分子化合物最適化の創薬技術を適用することにより、この新しい創薬概念に基づく臨床候補化合物の創出が期待されます。


■株式会社Veritas In Silicoについて■

VIS社は、独自のRNA構造解析技術・スクリーニング技術をもとに、mRNAを標的とする中分子および低分子創薬をプラットホーム事業として展開しています。VIS社は、従来のタンパク質を標的とする医薬品では治療法が十分に確立されてない疾患を持つ患者様に、本プラットホーム事業を通じてパートナー企業とともに新たな治療薬をお届けすることに努めてまいります。

以上


【会社概要】

株式会社Veritas In Silico(2019年12月現在)
 設立   :2016年11月17日
 代表者  :代表取締役 中村 慎吾
 本社   :東京都品川区西五反田1丁目11−1
 従業員数 :12名
 事業内容 :核酸を創薬標的とした中低分子医薬品の研究開発